4タイプその1

 

まず1番目は「信仰系」と呼んでいます。

 

それは、「お参りをする為」がメインで考えている人たちです。

こんな人が多いです。 バスや車で最初回っていて、物足りなくなって歩きだした人。

 

*車やバイクなどで回ると、記憶のほとんどがお参りの時間になる。

*歩くと、記憶のほとんどが歩いている時間になる。

と言う精神状態の違いから思想のズレが出てくるのだと思います。

 

ただ、信仰系の中には不治の病や交通事故など愛する者を亡くしたなど、この世の不条理な受け入れがたい苦しみの癒しの為に来られている方もいらっしゃることも事実です。

 

その辺の苦しみのどうのこうのってのは、別の話になりますので、また他にて書かせていただきます。(気が向いたら) と言いますか、仏教の教えとか、そんなのは四国へ来ても自分から聞きに行かなければ誰も教えてくれませんし、その辺の人の話より本屋に行って本を何冊か読んだ方がより深く理解できると思いますが、、、どうでしょう?

 

彼らの口からよくでるキーワードは

「お導き」

「遍路とは~べきだ!」

「お大師様が助けてくださった」

「遍路は修行」

 

お参りをして、何かを得ようとしているのだから、彼らの理想のお参りのスタイルがあって、それを目指す人が多いです。

彼らは【お参り】【願掛け】などをしていくのが第一の目的ですから、

 

 

 

2番目です。 「観光系」と言います。

 

単純に遍路を観光(楽しむ)為に来ています。

 

こんな人が多いです。

定年退職して、「いつかは四国遍路を歩きたかったんだ!」って精神状態です。

 

この人たちは、その為の準備もお金もバッチリ用意してあります。

楽しむことが目的ですから、気持ちよく歩いて、いいサービスの宿に泊まって、豪華な食事とおいしいビールで一日の労をねぎらい。

40日間の四国の歩き旅行をしている人たちです。

 

歩くことを楽しみに(観光)しくる精神状態の人がここにあたります。

 

彼らの口からよく出てくるキーワードは

「あそこの宿がよかった(わるかった)」

「あそこの宿の料理が美味かった(まずかった)」

宿ネタ、食堂ネタが多いです。

 

もちろん彼らの目的は快適に遍路を【楽しむ】ことですから(笑)

 

 

 

3番目は、「チャレンジ系」と呼んでいます。

 

こちらの人の精神状態は、例えば旅行にしても、世界一周、日本一周、九州一周、北海道一周、全都道府県、バイク、自転車、車、徒歩でって言う人や、鉄道が好きなら、JR全線制覇、全駅に降りるとか、城マニアなら3万と言われる城跡を巡るとか、世界遺産制覇とか、100名山制覇とか、世界7大陸の最高峰を制覇とか、何かにチャレンジしていくことが好きな人です。

いますよね、こんな精神状態の人? この人たちは、楽しく回る、気持ちよく回るの価値観が1、2番目の人たちと全く違うことがわかると思います。

 

この人たちは「きついこと大好き」なんです。 登山、自転車、マラソン、トライアスロンなど、お金をかけて、時間を使って疲れることが大好きな人がこの部類に入ります。

 

この人たちの精神状態だと、宿なんか最低限の安全があって、体が洗えて、ある程度快適に寝れて、などなど、最低限でいいから、このチャレンジを成功させるために同じ金額でも長期間の旅をしようと言う考え方の人が多いです。

 

彼らの口からよく出てくるキーワード

「あそこの山どのくらい時間かかるかな?」

「今日はあとどのくらい歩けるかな?」

「どの道がいいのかな?」

どう歩いて行き目的を達成するのかが彼らの目標ですから、どう攻略していくのかと言う感覚ですから、そうなりますね(笑) ちなみに、余談ですがお四国ゲストハウスが作っているいい宿は、この人たちがメインターゲットです。

 

2番目の観光の人が来たら最低の宿となること間違いないでしょう(笑) この人たちの感想は自転車の厳しい登り坂も、厳しい登山道もハァハァしながらこう言います「あー気持ちよかったー」これがチャレンジ系の精神状態です。

 

彼らは【達成】することに喜びを得る人たちですから、

 

 

これを、何%づつか分かりませんが、個人の振り分けで自分自身がどう思っているのかで振り分けられています。

 

 

もちろん流動的な部分です。

同じ人でも考え方は変わっていきます。

 

 

信仰系で始めた人が何周も回る中で、10回廻る、30回廻る、50回・・・とココには明らかにチャレンジ系の精神状態の比率が高くなっていきます。 ちなみにお四国ゲストハウスにも、そんな人で定年してから50回以上周り続けている、70代の常連さんもいらっしゃいます。もちろん信仰も強いのですが、明らかにチャレンジ系の精神状態があります。

 

まとめ

「お互いの精神状態を知って、お互いの尊重をしていこう」

 

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