歩き遍路の装備を持つということ

歩き遍路というか、いろいろな場面で装備選びについて、まず原点を押さえましょう。

 

例えばラクダ
水も食べ物も無しで、数日間行動出来ます。

 

例えば北極熊、
真冬でも丸裸です。

 

当たり前じゃんバカじゃないの?って思う前に
こんな極端な事は人間できませんが、持たなくて良い[技術]があれば、それで持たなくて良いって事です。

 

慣れれば慣れるほど荷物は減ります。

 

慣れるって言うのが、経験とか技術の面ももちろんありますが、経験も技術もない人でも、理解していただきやすい言葉として
「もって快適になるか、持たずに我慢するのか?」
結論から言います。

 

[最初は持って快適になろうと皆考えます]

 

だけど>[重量増から来る疲労はみなさんの想像以上です]
そこで>[みんな郵送で送り返します]
でも、人間やってみないと理解できないこといっぱいありますよね。
止めません。

どうぞやってください。

 

でもね。一つの案がここにあります。

これから40日歩くなら、3~5日くらい練習してみてはどうでしょう?
模擬試験や練習試合しますよね。

 

ぶっつけ本番でも良いのですが、少しは練習した方が良くない?って部分です。

 

と言うわけで、今度の休みの日に近所のその辺を30kmほど歩いてはいかがでしょう?

 

荷物の量を変えて何度かやってみたら、ここで言っている意味が体感できます。

 

はじめ5kg背負ってみて、次に10kg背負ってみて、次は3kgにしてみて、特に登り降りがあるようなルートでしたら、その重みは、より感じられるでしょう。

 

重みは、足のマメになり、膝の関節痛になり、一番は、疲れから精神の余裕がなくなり、判断力を奪うことです。

 

こればかりは体験していただかないとわからないことですので、是非やってみてください。

 

30kmと言うのが、がんばったら誰でも歩ける数字です。
実は、がんばる人にとって30kmってのが切るとサボった気がする数字です。
でも、早く行くのが正義でもなければ、がんばることも正義でもないので、一つの目安の数字としてどうぞ

 

ここで「がんばったら誰でもできる所」をよく言っているのは、ゆっくりならどこまでもゆっくり行けるし、情報の落とし込みとして、みんなが利用しやすいようにです。

 

またある程度のスピードはあったほうがラクに回れるという観点からもある程度のスピードでの移動はオススメします。

 

もちろんハードな山やってる人はここに書いてあることはかなりの深さで理解していただけると思いますし、落とし込みもうまくしていただけると思います。

注意、山登りをする人は、ほぼ100%の割合で荷物持ちすぎです。よくロケーション・シチュエーションを把握していない証拠です。

いつでも逃げれるアスファルトが90%です。その辺も踏まえて落とし込みをしていただくとより良い荷物選びが出来ると思います。

 


店長さんからアドバイス

「必要なものは1kgでも持つけれども、不必要な物は1gも持っちゃいけない」

 

「必要なものは、持てばいい、ただ必要かもしれないものは、その時買えば?」

 

登山界の現人神の山野井泰史さんが言っています。

「足りないのではと思うくらい大胆に荷物を減らせば、スピードはあがるし、大自然を強く感じられる。エキスパートになるにしたがい、体につけるものは少なくすべき。」

 
そもそもロケーション・シチュエーションをより良く理解したら、荷物が足りなくなったら買えばいい状況下と言うのがわかるわけで、宿が無いとか、お店での補給とかはそもそものプランニングが悪いだけで、いろんな状況を想定して予防策を考えていけば、着替え+αくらいの荷物で行けます。

遍路道は逃げ場のない山じゃありません

いつでも逃げれるアスファルトの上です。


荷物を持つことで悪循環が生まれます。

参照>荷物の好循環・悪循環

何を言いたいのかというと、経験や技術がなければエキスパートな荷物の減らし方は出来ないかもしれないけど、それでもどこまでも荷物について考えて欲しいということを言っています。

考えていかなければ、結論は出ません。結論を出さずに先送りばかりしていくと、あなたにとって一番貴重な財産である「時間」を浪費していくだけです。

人生の荷物についてもね(笑)

 

ほらほら、よくある山登り系や遍路系の雑誌や本と違いますね。

ここでは、物売りやスポンサーなんか一切ない部分で今世の中にある装備で、いかにラクに回るのか?どうしたらなるべく持たなくて済むのかを考えていってくところですから(笑)


まとめ

荷物についてもっともっと考えていこう。

必要な物、必要かもしれない物、あると快適・便利になる物、できる限り「必要な物」以外はおいていきましょう。
人生の荷物についてもついでに考えるといいかもしれません。