情報の出方と四国のイメージ

情報の出方


[遍路の4タイプ]の所で説明していますが、4タイプの精神構造上歩き方についての情報は、

 

チャレンジ系では「そもそもきつい事が大好き」だから情報出さない。

観光系は「そもそもきついことしない、無理しない」と言う部分で、情報でない。

信仰系が情報を発信しやすいと言う部分で、信仰系の精神状態から、お寺の歴史や縁の土地など、信仰物の話になりやすく、その証拠にネットの情報はそのような物があふれているけど、歩き方に関しては詳しい人が書いたものでもない。と書きましたが、もう少し突っ込んで考えてみましょう。


もしあなたがネットに写真をあげたとしましょう。どちらの写真をあげますか?
A 自然豊かな景色

B 排気ガスにまみれた、一般道

 

Aが多いのではないでしょうか?しかし事実は90%アスファルトの道です。

 

そもそも、そこは写真の撮る気もおこらないような所だったりします。
それが「遍路道は自然豊かな山道」と言う根拠のないイメージを作り出す要因にもなっています。

 

また人とのふれあいを露出させるときもどうか考えてみましょう。
A 優しい人との心温まるふれあい

B 当然ですが、良い人もいれば悪い人もいる世の中の当然のふれあい

 

またこんな状況も当たり前に出てきます。
A お遍路を大切にしてくれる文化より、地元の方より大切にされた出来事

B お遍路文化により、いろんな物乞いやするために来ているようなお遍路に困り果てて、遍路嫌いになっている地元の方より受けた出来事

 

そもそも、遍路を好きな人は声をかけてくれて、極端な例をあげれば「遍路はどこに野宿しても良いからね」「遍路はみんな大切にしてくれるから」「遍路はお大師様の化身だから」とか言われる事を真に受けている部分だったりするわけで、そもそも嫌いな人は遍路に声すらかけません、

 

よく考えてみれば、子供の頃からよくわからない人が白い服着て玄関の呼び鈴ならされ托鉢されたり、よくわからない説教するオヤジがいたりで、いろんな被害を受けていたら、嫌いになる人だって出てくるのが自然です。

 

その辺も情報の偏りが出てきますよね。

 

そもそもTVや雑誌、マスコミはマイナスの情報は書きません。

発信する人もマイナスの情報は控えます。

そして、多くの人がTVや雑誌が正しいことを言っていると思う「洗脳」があります。ウチにもよく取材に来ますが、ディレクターなんかめっちゃ素人で「遍路は心のふれあいが、、、」「お接待がもらえて、、、」「癒しの旅、、、」なんて製作する前からの結論ありきの番組を作られて、その番組を放送した結果では何が起こるのかも考えずに流されているような状態です。

<詳しくは他で書いていきますが、テレビで流されるようなお接待がある>それを求めてくる人が出てくる>乞食を集める

と書くと極論となりますが、そもそもお接待があるのが奇跡で、あって当たり前の風潮をTVで作っているという部分でのTVの責任は?それによって受ける地元の影響は?

 

ネットの情報もしかりで、すべて遍路目線

「遍路があるから四国は観光での経済効果がある」なんて思っている人いますが、、、どれだけ有るのかよく考えてほしいです。そこは別途「遍路宿の実情と観光産業としての遍路」で書いていきます。

 

情報源が遍路からなので、すべて遍路目線の情報なのも分かりますが、特にネットなどは「ご都合主義」の情報ばかりで「カルト宗教か!」と突っ込みたくなる情報も多いです。何度も言いますが「宗教に乗っかっている」のが問題で、地元目線の情報も、マイナスの側面も宗教に乗っかっているからこそ、出にくい状態で、私たちのように裏の姿を表に出していこうとしている団体はほとんどありません。

「確かに本当のことかもしれないけど、損する人が出てくる」からとか言う人いますが、上記の理由で地元の住民は耐えているのです。(お四国ゲストハウスの管理人さんやメンバーは地元住民ではありません)

先の見えない我慢を、いつまですればいいのでしょうか?

あなたが地元住民の立場ならばどうしますか?

 

その辺の情報をどう処理していくのはみなさん自身ですが、表に出てこない情報、メリットがあればデメリットがありyesかnoの選択ではなくちょうど良い加減ってものが有り、それが遍路に限らず物事の本当の姿ではないでしょうか?

 

例えるなら病院などで買う薬が良い例ですよね、

ある薬が100mgで作用して200mgで死ぬ。

有効量致死量ですね。(もちろん個体差は大きくありますが)

 

そして必ず副作用がありますデメリットを分かって、ちょうどいい加減を使うので効果が得られるわけですよね。

ウン、我ながらウマイ例えした!


薬局でバイトしてた経験上ですが、たまに薬って魔法の万能薬みたいな感覚の人がいますが、必ずデメリットがあってメリットがあるって知らない人あんがい多いんですよね。。。

 

「薬」って逆から読むと「リスク」なんです。ちゃんとリスク考えましょう。

ウン。またまたウマイこと言った!

 

情報もそうです「用法用量を守って正しく使いましょう!」って話でした。
それを判断していく能力が「広い視野と柔軟な発想」になってくると思います。

 
どうか自分自身の色眼鏡をはずして、本当の姿を見抜く能力を磨いていって頂きたいです。

 

まとめ

薬も情報も多角的な視野で、メリットデメリットを考え、また0%か100%じゃなくて適度に使っていきましょう

「用法、用量を守って正しく使いましょう!」

文章 店長 お四国ゲストハウスメンバーズ