歩き遍路の靴について その3

靴の選択肢として、考えれる所では、

ランニングシューズ

軽登山靴

その中間に位置する防水の運動靴的な物
その辺りが現実的な選択肢ではないかと思いますが、まずは特徴から説明していくと、


ランニングシューズは、

スケスケメッシュで、濡れますが、抜群の通気性
軽登山靴は、防水性があり、悪路を歩く為の堅いソール、足首を保護するかもしれないハイカット(骨が折れるときは折れる。その証拠にスキーブーツでも折れるでしょその辺は歩き方で書いてありますので、歩行技術でほとんど対処できるはずです。)
そこで、もう少しよく考えてみましょう。


設計思想を考えたら、軽登山靴は、怪我とか何かあったら逃げ場のないかもしれない山道のガレた道や、沢などの未舗装の道、ぬかるんだ、滑りやすい道を山道なのでよく歩いて20kmほどと言う部分での設計(登り下りある山の中20kmも歩くかな?)で、少しの出っ張りとかに足がかけやすいように堅いソールで、平らなところの歩き易さよりも、特殊な状況下の安全性をある程度重視した設計。

 

ランニングシューズは、アスファルトの上のフルマラソンの42,195kmを速く移動する為=体力的に効率的に=ラクに移動する為に設計。

 

次に遍路のロケーションを考えてみましょう。
・90%のアスファルト

・一日30~40kmの歩行

・逃げ場のある街中の歩行(タクシー呼べるって意味で)

 

そしてマメに出来るメカニズムをこちらで書いていますが、

参照>マメの出来るメカニズム
・蒸れによる皮膚のふやけた部分への負荷

・荷物の重さによる負荷

・歩行距離による負荷

 

この辺を理解していただいたら、、、
なんか、この辺まで書いてバカバカしくなってきましたが、設計思想が違う靴をいざという時でも逃げれる状況下の遍路道で、登山靴履いて「マメが・・・」「(歩きにくいから)疲れた・・・」とか、、、適材適所にある道具を使わずに勝手に苦労してる人なだけで、山登りしたら教科書通りにしか出来なくて死ぬタイプ、もしかしたら教科書通りにすら出来なくて死ぬタイプかも知れません。


何度も言いますが、そもそもが遍路道は90%アスファルトの街の中で、タクシー呼べます。ある程度の臆病さは周りに迷惑をかけないように必要です。


ただ、必要以上な心配は視野の狭さ、バランスの悪さに他なりません。

靴に関しても悪循環と好循環があります。

 

軽登山靴の防水性と足首がゴリッってなるかも知れない万が一の可能性の少しの安心感の為に、得るデメリットとして、歩きにくい堅いソール>疲れる>マメが出来やすい>痛み、疲れ>距離が出来ない>周りの人は歩けている>自分ももう少しやってみようと思ったりしてみる>でも疲れと痛みで歩けない。

 


ちなみに足首がゴリッってなりやすい道は、ガレていて、こぶし大の浮き石があるようなすべりやすい所である程度の傾度のある道がなりやすいんですが、遍路道にはありません。

 


だから90%アスファルトなんだってば、、、たとえあったとしても、そこだけ集中力を持って注意したら良いだけでしょ?(山の怪我や滑落の原因の第一歩は、疲れ等による集中力の欠如だと思う)

参照>ロケーション

 

運動靴はその逆です。
各種状況下のデメリットですが、主に雨による濡れですが、濡れに関しては、濡れやすいって事はすぐ乾きます
終了です。

 

一度濡れて歩けばわかります。ゴアテックスの靴で濡れた方がつらいか、運動靴で濡れた方がつらいか、そもそもが雨が降ったら人間濡れるものです。ゴアテックスの特徴に関しては、

参照>奇跡の素材ゴアテックス

 

完全防水って事は、水が外にでません。ゴアテックスの靴で濡れた場合長時間にわたって乾かないと言うことを意味します。つーか、濡れてもいいじゃん。気持ち悪い?気のせいです。15秒でなれます。)

考え方のレベルを、よくわからない贅沢な話を排除した時に自然が感じられて本当の姿が見えてくると思います。


標高の高くて寒い山ならまだしも、標高1000m以下の遍路道では氷河期でも来ない限り、歩き続けて発熱、発汗していれば、防水とか防寒とかいらないでしょう。と真冬に、水たまりにはまって、雪の中遍路した人が言っていますので、多めに見積もっても真冬に回らないみなさんだったら、まず大丈夫だと思います。

 

と、ちょっと厳しい書き方をしてしまった。。。反省

 

だって、悩まなくていいくらい簡単なことでものすごく議論している人がいるので、それによってしなくていい苦労して、結果的に倒れた遍路の後始末を見かねてさせられてるのは地元住民で、それによって荒れているのが歩き遍路の真の姿だったりしますので、少なくてもここを読んでくれているみなさんには、その辺りの視線(地元目線で、私たちは地元の人に管理していただいている、遍路道を使わせて楽しませていただいている)と言う事に、一人でも気がついてくれる人が出てきて、これ以上荒らさないように、末永くみんなが楽しめる遍路道を保護していくように地元目線の視野を広めて、伝えて言っていただけたら嬉しく思います。(お四国ゲストハウスのメンバーは地元の人いません)

 

では、次はどんなランニングシューズを選んでいったらいいのかを書いていきます。